バーベキュー用燃料 失敗しない木炭の選び方【失敗しないバーベキュー】【初心者向け】

2020年4月28日

デイキャンプやキャンプでバーベキュー(BBQ)をするときの木炭はどのように選んでいますか?ホームセンターやスーパーマーケットで見かける木炭を何となく選んでいる方も多いと思います。木炭の種類や特徴について問い合わせを受ける事も多いので、僕が実際に使用してみての感想と辿り着いた結論をまとめます。

切炭(黒炭)とオガ備長炭(オガ炭・オガライト)のブレンドがおすすめ

結論としては、切炭(黒炭)とオガ備長炭(オガ炭・オガライト)のブレンドが一番です。切炭の「着火はし易いが火持ちがそれほど良くない」とオガ備長炭の「着火はし難いが火持ちが良い」というそれぞれの相反する特徴のバランスが取れる組み合わせです。

木炭の種類・特徴(一覧表)

種類マングローブ炭切炭(黒炭)オガ備長炭(オガ炭)備長炭(白炭)
原料マングローブナラ・クヌギ等おがくず・オガライトウバメガシ
着火性
(火の付き易さ)
非常に良い良い悪い悪い
火力強い強い 弱い強い
煙・匂い多い少ない 少ない少ない
持続性(火持ち)悪い普通良い良い
形状バラバラ均一均一普通
価格安価普通普通高価
入手性良い普通普通悪い
備考炎が上がりやすい
爆ぜる
火の粉が飛び易い
安価な物は灰が多い爆ぜることがある

どのように選ぶ?

以上の特徴を踏まえて、どのように選ぶのが良いのでしょうか。一つの考え方としては、現状にどのような不満が有るのか、その不満を解消する為にどうするのかというアプローチはいかがでしょうか。良く聞く不満としては以下の例が有ります。

  • 煙が多く目に染みる、衣服や髪の毛、サンシェードやタープに匂いが染み付く。
  • 火持ちが悪い。途中で炭が足りなくなる。
  • 火の粉が飛び、衣服に穴が開く。
  • 炎が上がり、食材が焦げる。火力が安定しない。

これらの不満が有り、現在使用している炭がマングローブ炭(木質の記載が無いもの等)であれば、切炭やオガ備長炭、備長炭に変更することで改善が見込まれます。
その他の不満としては以下の例が有ります。

  • 着火し難い。着火剤や着火用のガスバーナーを使用してもなかなか着火しない。
  • 火が熾きるまで時間が掛かる。なかなか食材が焼けない。火力が弱い。

これらの不満が有り、現在使用している炭が オガ備長炭であれば、着火用にマングローブ炭や切炭を併用することで改善が見込まれます。その他の方法としては、高性能な着火剤を使用すしたり、チャコールスターターを使用するのも効果的です。また、火消し壺を使用して消し炭を再利用することで、着火剤代わりに使用する方法もおすすめです。

まとめ

一口に木炭と言っても、数多くの種類があり、それぞれに特徴が有ります。これらの特徴を理解して、適材適所で木炭を選び使い分けることで、快適なバーベキューになることは間違いありません。