初めてのオールレザー登山靴 グランドキング(GRANDKING)のGK84を購入しました【キャラバン(Caravan)】

2021年2月28日

キャラバンとは

日本初から、日本一へ。
「キャラバンシューズ」は、日本の登山史にその名を刻んだトレッキングシューズの代名詞。

1954年、日本山岳会隊のマナスル登頂のアプローチシューズとして開発されて以降、60年以上に渡り登山靴をはじめとする多くの登山用品を展開しています。
とくに、長い時を経て履きやすさを磨きあげてきたキャラバンシューズを代表とする登山靴においては『軽くて、履きやすくて、歩きやすい』登山靴を開発し続けています。創業以来、代々受け継ぎながら進化をつづけてきたキャラバンシューズ。
登山靴のキャラバン史は、この一足のキャラバンシューズから物語が始まっています。

出典:キャラバン公式ウェブサイト

グランドキングとは

さらなる高みを目指す、
ハイスペックシリーズ「グランドキング」。

より高い頂きへ。テント泊や縦走へ。山登りの次なるステップアップを目指す経験者のために、キャラバンシューズのセカンドステージとして存在するグランドキング。
剛性と履き心地を両立させたトレッキングシューズや、高度なニーズに応える堅牢なマウンテンシューズ、汎用性に優れるアプローチシューズなど、充実のラインナップを取り揃えている。

出典:キャラバン公式ウェブサイト

登山靴遍歴

この記事で言う登山靴とは無雪期用の軽登山靴、いわゆるトレッキングシューズのことを指します。
僕が初めて登山靴を購入したきっかけは初めての富士登山でした。

当時は登山を本格的に始めるつもりは無く、いわゆる大型スポーツ用品店で、それほどの迷いもなく普通のトレッキングシューズを購入しました。初めての富士登山に合わせて購入したムック「山と渓谷社の富士山ブック」にも掲載されていたナイキACG(NIKE)のエアワロワMID GTXです。ミッドカットでゴアテックスブーティ使用、ビブラムソール使用で基本は押さえられており、ヌバックレザーを使用した外観デザインと履き心地が決め手となりました。この初めてのトレッキングシューズは大きなトラブルも無く僕の足を守ってくれました。大雨の中でも浸水すること無く足にも馴染んでいましたが、数年後にソールが剥がれてしまい役目を終えました。

2足目のトレッキングシューズを購入する際は、オールレザーのタイプを購入したと考え始めていたのですが、その時は急に訪れてしまいました。目前に迫った富士登山の準備をしていた時にソールの剥がれに気が付いたため、大慌てで購入する必要があり、本命のオールレザーの登山靴を購入するまでの繋ぎとして、大した下調べをすることもなくフィーリングで決めました。ダナー(Danner)のBACABS D-1230を選びました。今回もミッドカットでゴアテックスブーティ、ビブラムソールにのみ拘りました。このトレッキングシューズはシュータン一体型で脱ぎ履きがし易く履き辺りのやわらかさ・優しさが気に入っています。この2足目のシューズは現在も現役なのですが、まだ履ける内に兼ねてから考えていたオールレザーの登山靴探しを始めていました。

オールレザーの登山靴を探して

オールレザーの登山靴探しは長期に渡りました。今度は登山用品店で多くのアイテムを試着しながら自分の足に合う靴を探そうかとも考えていました。お店を除いては登山靴コーナーを物色するのですが、オールレザーとなると選択肢が極端に少なくなってしまいます。どうしても重量面で不利となったり手入れが余計に必要になるからなのかもしれませんが、とにかく数が少ないのが困りものでした。憧れのゴローの登山靴かメレルのウィルダネス、登山にはそれほど向いていないのは承知の上でダナーのマウンテンライト等など。なかなか決め手がありませんでした。

そんな時に地元で良く行く登山・クライミング用品も扱うアウトドアショップでグランドキングGK84に出会いました。引き寄せられるように商品を手に取り、プライスタグに目をやると「在庫限り」の文字が目に入りました。この時点でGK84のメーカー生産は終了しており、店頭在庫限りで在庫も僅少。早速、試着をすると登山用の厚手の靴下を履いた上でも僕の足にはハーフサイズ程度大きいようです。店員さんと相談をしながらしばらく悩み、後継品となるGK85を試着したりもしましたが、結局、諦めることにしました。

お店を出た後は、直ぐに手元のスマートフォンでGK84が購入できないかどうかを検索してみましたが、多くの店舗で既に販売終了、かろうじて販売中でもサイズ欠けが多いという状況でした。その後もオンラインでの在庫状況をチェックし続けていると、県内のスポーツオーソリティに指定サイズの在庫が有る事が分かりました。県内とは言え、高速道路を使用して片道1時間以上の道のりですが仕方がありません。翌日の勤務終了後に車を走らせて店舗に到着、最後の1足となるグランドキングGK84の試着を済ませ、ジャストサイズであることを確認した後、無事に購入することが出来ました。

グランドキングGK84とは

山に、街に、クラシックシューズの雰囲気を纏った多用途モデル。
革の上質感が際立つオールレザーモデルです。表革そのままの風合いを活かした、しっとりした質感と艶やかさが魅力のフルグレイン・プルアップレザーを使用。履き口まわりにも革を使っているため、履けば履くほど足にしっくりと馴染んできます。一見するとクラシックなレザーシューズ風ですが、あえてラバー補強をせず、カップソールにするなど、重厚感を抑えて現代的にアレンジ。アウトソールはフリクション性に優れた「ヴィブラムFoura EVO(Megagrip)」、フレックスは硬すぎないミッドフレームを採用。登山のみならず、機能的なワークブーツとして、多彩なフィールドで存在感を発揮します。

出典:キャラバン公式ウェブサイト

グランドキングGK84を写真で紹介します。
フルグレインレザーの艶が煌めくクラシックスタイルの外観です。履き口も柔らかくしっとりとしたレザーで足首を包み込みます。購入後、早速オイルアップをしました。これから長い付き合いになることに期待です。

グランドキングGK84
グランドキングGK84
グランドキングGK84
グランドキングGK84