軽量・防風ウィンドシェル徹底比較!【パタゴニア】【アークテリクス】【ノースフェイス】

2021年5月9日

僕はウィンドシェルを愛用しています。軽量コンパクトに収納できて荷物にならないので、山へ街へ旅行へと気軽に持っていけえうこともあり年間を通して着用頻度が非常に高いウェアです。アウトドアウェアの中で一番着倒していると言っても過言ではないのがウィンドシェルです。そんなウィンドシェルの魅力とアウトドアメーカー各社のウィンドシェルを実際に着用してみての比較結果を紹介します。

パタゴニア フーディニ・ジャケット

僕が初めて購入したウィンドシェルは、パタゴニア フーディニ・ジャケット(24140SP13)です。僕がウィンドシェルの魅力と実力を知ったのはフーディニジャケットのお陰でした。
普段着としてはもちろんのこと、登山・自転車・ジョギング・旅行と多用途に使える優秀なジャケットです。
あまりにも欠点が無さ過ぎて他のウィンドシェルを欲しいと思わなくなるほどでした。それどころか、色違いで追加購入しようかと真剣に考えるくらいの大のお気に入りです。

自転車に乗る時にはフードのバタつきが気になるので、フーディニ・スナップT・プルオーバーを追加で購入しました。フーディニプルオーバーもジャケットに負けず劣らずの使い勝手の良さで愛用しています。このフーディニプルオーバーは、ロードバイクでのロングライド時のお守り代わりやヒルクライムでの下山時の防寒用としても活躍しています。(乗鞍エコーラインのヒルクライム時は特に重宝しました)

パタゴニア フーディ二ジャケット
パタゴニア フーディニジャケット
パタゴニア フーディ二ジャケット
パタゴニア フーディニジャケット背面

新たなウィンドシェルを購入

このように「ウィンドシェル=パタゴニア フーディニジャケット」が個人的には鉄板だったのですが、これ以外にも一般的には忘れてはならない鉄板ウィンドシェルが2つあります。それは、アークテリクスのスコーミッシュフーディとノースフェイスのスワローテイルフーディです。スワローテイルフーディは、以前所有していたことがあり登山やジョギングに使用していました。ただ、フーディニジャケットとの使い分けが上手く出来ずに殆ど着ることが無くなり、手放したという過去が有ります。

そして、この冬の「ウィンドシェルを購入したい熱」の高まりに合わせて、2着のウィンドシェルを新たに購入しました。

アークテリクス スコーミッシュフーディ

1着目はアークテリクスのスコーミッシュフーディです。これまでのスコーミッシュフーディで気になっていた袖口が、面ファスナータイプからシンプルなゴムタイプに変更になったことも購入の後押しとなりました。

スコーミッシュフーディはフードにツバが有り、しっかりとした作りであることが特徴です。
ポケットはチェストポケット一つのみと、フーディニジャケットと同じ仕様です。

このチェストポケットに本体を収納できる点もフーディニジャケットと同様なのですが、収納の容易さは圧倒的にスコーミッシュフーディに軍配が上がります。フーディニジャケットの収納については、かなり無理をして強い力で押し込む必要があり、正直言って出先で収納する気にはなりません。そのため、フーディニジャケットの場合は、フードの中に本体をくるくると丸めてゆるく収納するのが僕の中での定番スタイルです。
これと比較するとスコーミッシュフーディのポケッタブル収納は十分に実用的です。

アークテリクス スコーミッシュフーディ
アークテリクス スコーミッシュフーディ
アークテリクス スコーミッシュフーディ
アークテリクス スコーミッシュフーディ背面

ノースフェイス スワローテイルベントフーディ

2着目はノースフェイスのスワローテイルベントフーディです。前述のスワローテイルフーディとの違いは、ベンチレーション機能が強化されており、ランニング用途を謳っています。対してスワローテイルフーディは登山用途をメーカー側は想定しています。スワローテイルベントフーディは背中と脇にベンチレーションと称した小さな穴が開いており、なかなか攻めた仕様となっています。

以前からマラソン等の大会用として使用しているノースフェイスのインパルスレーシングジャケットと比較すると街着としても違和感のないデザインです。インパルスレーシングジャケットはレース(ランニング)に特化しており、徹底的に無駄を省き軽量化を狙ったコンセプトのため、ポケットは脇腹にポケッタブル収納用の小さな物が有るだけです。対してスワローテイルベントフーディはファスナー付きの一般的なポケットを装備しています。

ノース・フェイス スワローテイルベントフーディ
ノースフェイス スワローテイルベントフーディ
ノース・フェイス スワローテイルベントフーディ
ノースフェイス スワローテイルベントフーディ背面
ノース・フェイス インパルスレーシングジャケット
ノースフェイス インパルスレーシングジャケット
ノースフェイス インパルスレーシングジャケット
ノースフェイス インパルスレーシングジャケット背面

ウィンドシェル比較表

以下に、各ジャケットの比較を表にまとめてみました。

フーディニ
ジャケット
スコーミッシュ
フーディ
スワローテイル
ベントフーディ
インパルス
レーシングジャケット
メーカーパタゴニアアークテリクスザ・ノース・フェイスザ・ノース・フェイス
モデル番号24140-SP1325172-121320-09/19NP71973NP21776
定価14,850円24,200円15,400円9,240円
重量105g140g115g60g
素材1.2オンス・リップストップ・リサイクル・ナイロン100%Tyono™30ナイロンSwallowtail Nylon Doubleweave with DWR(ナイロン100%)ipstop Nylon Impulse Direct 3D(ナイロン100%)
シルエット細身この中では1番ゆったりこの中では1番細身細身
防風性他より劣る
透湿性1番悪い
蒸れを感じる
ポケット数1(小さ過ぎて実用的ではない)121(小さ過ぎて実用的ではない)
裏地無し無しポケット部メッシュ無し
ベンチレーション無し無し有り無し
肌触りさらさらさらさらさらさらつるつる
備考フードがしっかりとしている。つば部分が補強されており形状が保たれるようになっている。ホワイトカラーは透ける為、マラソン大会等でゼッケンが確認可能
ウィンドシェル比較

真冬のジョギングでの着用比較結果

気温5度以下、7分程度/kmのペース、距離4~5kmのジョギングで繰り返し着用して比較してみました。
比較の着眼点は防風性と透湿性です。

  • 防風性:スコーミッシュフーディ>=フーディ二ジャケット=スワローテイルベントフーディ>インパルスレーシングジャケット
  • 透湿性:スワローテイルベントフーディ=スコーミッシュフーディ=フーディ二ジャケット>インパルスレーシングジャケット

今回の比較結果ではインパルスレーシングジャケットとそれ以外の違いは分かり易かったのですが、その他3つの違いは正直言って分かりませんでした。もう少し長時間であったりペースアップをした場合に違いを感じるのかもしれません。今後も継続して比較を続けて行きたいと思います。

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