琵琶湖一周(ビワイチ)に日帰りレンタサイクルで挑戦!限界突破の110キロ【クロスバイク】

2021年5月16日

レンタサイクルでスポーツ自転車を借りて走ってみよう

日本一大きな湖、琵琶湖。その琵琶湖を自転車で一周することを「ビワイチ」と呼びます。

僕がビワイチという言葉を知ったのは、2018年の秋でした。僕と自転車との関わりは、学生時代の通学に利用していた程度。いたって普通です。その後、社会人になり、自動車に乗るようになってからは、自転車に乗ることは全く無くなりました。
月日は流れ、20代~30代は自転車とは無縁の生活を送ります。ただ、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクに全く興味が無かったという訳でもありません。「いつかは始めてみたい」という思いが有りながら、なかなか踏ん切りがつかずにいました。
そして、40歳を迎えた2018年の秋、遂に行動を起こします。そんな風に言うと大袈裟ですが、簡単に言えば「レンタサイクルでスポーツ自転車を借りて走ってみよう」ただそれだけの事です。

どこでサイクリングをするか

そうと決まれば、早速、情報収集を開始しました。そんな中で、冒頭のビワイチという言葉を知ることになりました。当時の僕の知識では、サイクリストの聖地といえば「しまなみ海道」しか思いつきませんでした。僕は、愛知県に住んでいます。「しまなみ海道」はちょっと遠い。琵琶湖(滋賀県)であれば、十分日帰り圏内であった事もビワイチに惹かれた理由のひとつでした。行先は決まりました。

日帰りか宿泊か

次は行程です。「簡単に言えば日帰りか1泊2日」かの選択肢です。集めた情報によると、
・1泊2日が基本
・観光目的であれば1泊2日が妥当
・日帰りでは走りっぱなしを覚悟
・初心者は1泊2日
という言葉が並びます。しかし、迷う事なく「日帰り」に決めました。理由は予算に拠る事も有るのですが、宿を予約するとなると「雨天延期」の判断が難しくなります。ちなみに、雨の中で強行するという選択肢は最初から有りませんでした。これは安全上の理由が一番です。

どこでレンタサイクルをするか

最後に残るのは、「どこでレンタサイクルをするか」でした。選択肢として、以下の3つに候補を絞りました。
・みさき自然公園 ビワイチレンタサイクル
・ジャイアントストアびわ湖守山
・びわこ一周レンタサイクル 米原駅サイクルステーション

レンタサイクル料金が安価である事と貸し出し開始時間が早い事から「みさき自然公園」を第一候補に決め、電話で問い合わせをしました。しかし、「初めてロードバイクに乗る方には、ビワイチ用でのロードバイクのレンタルはできない。まずは一度、ロードバイクに乗りに来て、練習をしてからにして欲しい。」との回答でした。愛知から滋賀が近いとはいえ、練習をする為だけに1度行くのは正直無理が有ります。素直に諦めました。

第二候補は「ジャイアントストアびわ湖守山」です。当時の僕の知識でも「ジャイアント(GIANT)」が世界最大の自転車メーカーである事は知っていました。「初めてのサイクリングは、ちゃんとしたブランドのスポーツサイクルで」というミーハーな考えも有りました。レンタサイクルのWeb申し込みが出来る事も好印象です。

そして一番の決め手は、「ジャイアントストアびわ湖守山」が「 琵琶湖マリオットホテル」の1階に在り「琵琶湖マリオットホテルの温泉(立ち寄り入浴可能)で汗を洗い流す事が出来、ゆっくりと湯船に浸かり疲れた体を癒せる」事でした。これは非常に重要です。さて、レンタサイクルをするお店も無事に決まりました。思いがけず、温泉も同時に決まり言うことはありません。

日程調整と事前準備、持ち物

後は日程を調整してレンタサイクルの予約をするだけです。レンタサイクルのお店を探す段階で、勤務先のTさんに声を掛けていました。Tさんも、今回の僕の誘いによってビワイチという単語を知ったそうです。そして、スポーツ自転車初体験で、ほぼ僕と同じ土俵ということになります。Tさんに断られても、ソロビワイチを決行するつもりでいたのですが、これまた思いがけず仲間が出来ました。その後、日程調整とレンタサイクルの予約を速やかに済ませ、当日を迎えることになりました。

ジャイアントストアのレンタサイクルにはヘルメットとライト、パンク修理キット、ワイヤーロックが無料で付いてきます。これに加えて有料オプションでクッション付きのサドルカバーをお願いしました。 ビワイチに当たり準備をした物は以下のとおりです。
・サイクルインナーパンツ(クッション付きのインナーパンツ)
・ヘルメットインナー
・トレイルランニング用の軽量バックパック
・ドリンクゼリー等の補給食

サドルカバーとサイクルインナーパンツを準備した事からも、当時はお尻の痛みを非常に警戒していました。そしてバックパックを背負う事を当たり前のように考えていました。今では、何も背負わない事の快適さと体への負担の少なさを知っていますが、当時はそのように考えていませんでした。

ビワイチ当日

2018年10月21日(日)ビワイチ当日です。

今回は反時計回りで琵琶湖を一周します。幸い天候にも恵まれ、風もそれほど強くないビワイチ日和となりました。翌日は休暇も取得し、準備は万端です。ジャイアントストアの開店時刻の9時に間に合うように、出発しました。 高速道路の渋滞も無く、思いのほか早く着き過ぎてしまい、途中で時間調整と開店待ちをする事になりました。開店待ちの間に琵琶湖サイクリストの聖地碑を見に行きました。

琵琶湖サイクリストの聖地碑
琵琶湖サイクリストの聖地碑
琵琶湖サイクリストの聖地
琵琶湖サイクリストの聖地

開店と同時に入店し、レンタサイクルの説明とフィッティングをしてもらいます。今回は、クロスバイクをレンタルしました。店員さんからは「どちらまで行かれる予定ですか?レンタサイクルのお客さんは、彦根位まで行かれる方が多いですよ。」と問われ、「そうですね。行けるところまで行くつもりです。」とだけ答えました。とてもじゃないですが「目標はビワイチです!」などと言える雰囲気では有りませんでした。その後、サドルの高さのフィッティングをして頂き、変速機等の簡単な説明を受けました。「返却時刻は18時なので17時30分頃を目安に戻って来てくださいね。」と言われて笑顔で送り出されました。

ビワイチ開始

9時30分ビワイチ開始です。

レンタサイクルの返却まで余裕を見て17時30分まで8時間。北湖のみ一周でおよそ160km。平均時速20kmでちょうど8時間。ただし、ノンストップで走り続けての話。それでもこの時点では微かな希望を持っていました。「もしかしたら北湖のみならビワイチできるのではないか」と。どこまでも前向きでした。

しかし、ある程度の計画と想定されるリスクに対しても予防線を張っておきます。そして、共にビワイチをするTさんとも意思統一をあらかじめしておきました。中間地点、時刻で言えば13時30分の時点で「行くか戻るかの判断をしましょう」と。この時点で80km以上、後半は体力の消耗でペースが大きく落ちることも考えて、ある程度の余裕が無ければ引き返す必要があります。

この返却時刻の壁(延長戦不可)と出発時刻が自由にならない事がレンタサイクルでの日帰りビワイチのハードルの高さだと思います。心に余裕を持って望むには、やはり「1泊2日」の行程が安心だと思います。

クロスバイク
クロスバイク

クロスバイクの楽しさと一つの過ち

クロスバイクに跨りペダルを漕ぎ出すと風を切る気持ち良さでテンションが上がります。スポーツ自転車初体験の身には、クロスバイクでも十分過ぎる程のスポーツ走行の楽しさを感じることができました。そしてなにより、琵琶湖の東岸はサイクリングロードが整備されており、走りやすい事も大きかったと思います。海と見間違う程の琵琶湖の雄大な景色に心を奪われながら、グングンと距離を伸ばして行きました。

しかし、ここで僕は大きな過ちを犯していることに気が付いていませんでした。それは、ギアをアウタートップでグイグイと力任せに漕いでいたことです。今でこそ「長距離を走る時ほど、ギアは軽過ぎると思う位でクルクル回す」を実践していますが、当時は違いました。

琵琶湖
琵琶湖

国宝彦根城と体の違和感

守山市を出発し近江八幡市を通過し彦根市に入りました。そして、今回のビワイチの唯一の観光である国宝彦根城に向かいます。ビワイチのルートから多少外れますが、大きなロスではありません。

彦根城
彦根城
彦根城御城印
彦根城御城印

彦根城で100名城スタンプと入城記念府を手に入れ、天守に登ります。ここで思いの外、体、特に足にダメージを負っていることに気付かされました。彦根城を訪れた事のある方なら分かると思いますが、彦根城は天守まで結構な距離を歩くことになります。しかも、なかなかの上り坂です。そして、天守に登るためには、これまた急な階段を上ることになります。この階段の上り下りで、膝が笑っている事実を受け止めました。そして彦根城を後にしました。

目標変更、「100km走破」と無念のUターン

米原市に入りました。この時点で「フルビワイチはもちろん北湖のみのビワイチ」も諦めました。
とてもではないですが、走り切る自信は無くなりました。そうなると今度は「どこまで行くか(どこで引き返すか)」の判断になります。そして目標を変更し「100km走破」としました。

そうなると折り返し地点もある程度決まってきます。目標地点を「道の駅 湖北みずどりステーション」に決め、走り出しました。しかし、長浜市に入り、長浜城を通過した先の何の変哲も無い所で引き返すことになってしまいました。体が限界だったのです。延々と続く緩い上り坂で、みるみるスピードが落ちていきました。この時点で走行距離は55km程度だったので、出発地点まで戻れば「100km走破」達成の見通しです。

復路の辛さ

さて、いざ引き返し始めると、精神的な辛さを若干ですが感じるようになりました。

それは来た道を戻るので当たり前の事なのですが、「この先に何が有るか分かっている事」です。往路では、「この先にはどんな景色が待っているのだろう」というワクワク感も、前に進む原動力となっていたのですが、復路ではそれが無くなります。それどころか、この先は上り坂だとか交通量が多くて走り難いというような予備知識も付いています。

この頃には「早く終わらせて温泉に入って癒されたい」という思いで頭の中は一杯になりつつありました。

日没と閉店間際の感動ゴール

陽が傾き始めると、今度は時間との戦いになってきました。
理由はもちろん、レンタサイクルの返却時間が迫っているためです。夕方になると交通量も増えて来て、軽い渋滞も発生し始めています。気持ちは焦るものの、思うように進めないジレンマを感じながらの終盤戦でした。

日が暮れ始めて辺りが暗くなってくると「もうすぐビワイチチャレンジも終わりか…。寂しい、もう少しこのまま走っていたい。」というセンチメンタルな思いが湧いてきます。
そして、18時目前で遂にジャイアントストアに戻って来る事が出来ました。走行距離は110kmです。
ビワイチは達成出来ませんでしたが、何よりも大きな達成感と充実感、そして感動を味わうことが出来ました。

「いつかはビワイチリベンジ」を心に誓って僕の初めてのレンタサイクル、初めてのビワイチは幕を下ろしたのでした。

ビワイチ ルート

それから半年後

それから半年後、ビワイチリベンジに挑戦したのは、また別のお話です。

まとめ

おすすめサイト

びわ湖一周サイクリング 輪の国びわ湖
知りたい情報が網羅されています。ルート計画の参考にしました。

入浴施設

琵琶湖マリオットホテルの立ち寄り入浴を利用しました。ジャイアントストアのレンタサイクルのレシートを提示することによる割引特典があります。レンタサイクル返却時に、ジャイアントストア内のシャワールームを利用することもできます。

レンタサイクルでのビワイチのために準備した物

サドルカバーです。レンタサイクルショップでレンタルすることもできます。僕はレンタルをしました。お尻の痛みの緩和に効果的です。スポーツ自転車のサドルはシティサイクルと違ってクッション性が無く、固い物が多いため、お尻の痛みに悩まされる自転車乗りは多いです。特に、初心者で乗車フォームが定まっていなかったり、クロスバイクのようにアップライトのポジションの場合は、お尻に負担が掛かります。

ヘルメットインナーキャップです。レンタサイクルでヘルメットをレンタルする場合に、インナーキャップが有るだけで、潔癖の方でも安心です。もちろん、自転車は多量の汗をかく可能性も有るので、メッシュインナーがあれば、汗の渇きも期待できます。サイクルキャップで代用することもできます。

レンタサイクルの場合、サドルバッグやフレームバッグが用意できないと思いますので、バックパックを背負うことになるのではないでしょうか。もちろん何も背負わないに越したことはないのですが、やむを得ず背負うのであれば、軽量で背当てがメッシュタイプで通気性の良いものが理想です。自転車用のバックパックは機能的でおすすめです。僕は初めてのビワイチの時は、トレイルランニング用のバックパックを背負って走りました。

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