サイクルボールビワイチに挑戦!北湖一周150キロ【ロードバイク】

2021年4月17日

サイクルボールとは

日本中に散らばった7つのサイクルボールを集めるサイクリング・クエストです。
日本中の名だたる1周を完走すると、走破の証に「サイクルボール」がもらえます。
そのサイクルボールを7つすべて集めると、輪界の女神がサイクリストの願いを1つだけ叶えてくれます。
期間内に指定された「7つの1周」の完走を目指す旅の挑戦者を、お待ちしています。

【プロローグ】
古来よりサイクリストは、テッペンと一周を好んだ。
誰に誉められるわけでもないのに顔をしかめながら一周走破を目指すサイクリストを不憫に思った自転車の女神は日本各地の名だたる一周を自転車で走った者には心ばかりの記念にと輪球(サイクルボール)を一つ授けることにした。

出典:サイクルボールWEBサイト

今年もビワイチへ

2020年の春を迎えた辺りから、3年連続4回目のビワイチ計画を練り始めていました。
昨年見て感動した海津大崎の桜を今年も見ようと4月上旬に狙いを定めていましたが、コロナ禍により計画は頓挫し長い自粛期間を過ごすことになりました。
そんな中、サイクルボールが始まったことを知りました。まだその時は県外移動自粛の最中であり、解除されることを心待ちにしていました。そして、県外移動自粛が解除された後、今年のサイクルボールビワイチ計画を立て始めました。

サイクルボールビワイチの発着地は守山市のジャイアントストアびわ湖守山店です。このジャイアントストアびわ湖守山店は、僕がレンタサイクルで初めてのビワイチに挑戦した時にもお世話になった思い出のお店です。
そんな愛着のある発着地でサイクルボールのコースも過去に経験済みということで、自粛期間解除後初めての100km越えサイクリングでも不安はありませんでした。プランとしては今回も特に欲張ることなく、過去に訪れたことのない「マキノのメタセコイヤ並木が見れると良いな」位のゆるい計画で当日を迎えました。

当初は10月10日の土曜日に予定していましたが、台風14号の影響で雨予報のため翌日の11日に変更をしました。
そして、2020年10月11日、サイクルボールビワイチ当日を迎えました。天気予報は台風一過の晴天予報です。予定通り順調に現地へと到着し、まだ薄暗さの残る朝6時前に約1年振りのビワイチ開始を開始しました。

第1チェックポイント 琵琶湖サイクリストの聖地碑

今回はサイクルボール完走バッジ獲得が目的のため「ツール・ド」アプリの起動と各チェックポイントでのチェックインをする必要があります。開始と同時に「琵琶湖サイクリストの聖地碑」で1つ目のチェックポイントをチェックした後、2つ目のチェックポイント「道の駅 近江母の郷」を目指してペダルを漕ぎ始めました。

まだ朝の冷え込みで肌寒さを感じながら進みます。やはり、何度来ても琵琶湖畔のサイクリングは気持ちが高揚します。見慣れた景色ではあるものの琵琶湖の雄大さを間近に見ながら、いつものように順調に進んでいきました。走り始めてすぐに感じたのは、車道の左端に引かれた自転車走行レーンが目立つようになっていたことです。走行レーンが有りはするものの、自動車の交通量が多い箇所では特に車道の端を注意して走行する必要があります。

琵琶湖

いつものコンビニで休憩をしながら先を急ぎます。
今回も、彦根城には立ち寄らずに無心でチェックポイントを目指します。

第2チェックポイント 道の駅 近江母の郷

程なくして、2つ目のチェックポイント「道の駅 近江母の郷」に到着しました。
「ツール・ド」アプリでのチェックインもスムーズにできました。「ツール・ド」アプリを起動したままなので、スマートフォンのバッテリーの減りを心配していましたが杞憂に終わりました。
その後は長浜城にも立ち寄らずに進んでいきます。湖北みずどりステーション付近では水鳥達の姿を眺めながらペダルを漕ぎ進めます。

長浜城
長浜城

湖北エリアに入るとススキや彼岸花を見掛けるようになり、秋の訪れを感じながら走ります。
その後、賤ヶ岳・奥琵琶湖の絶景ポイントに到着しました。ここには何度来ても感動に包まれます。

琵琶湖
奥琵琶湖
奥琵琶湖
奥琵琶湖
奥琵琶湖

第3チェックポイント 道の駅 塩津海道 あぢかまの里

その後、第3チェックポイントの「道の駅 塩津海道 あぢかまの里」に到着しました。
この道の駅には今回初めて訪れました。道の駅は多くのお客さんで賑わっていました。
そして、4回目のビワイチにしてこれまた初めてちゃんとしたお店での昼食を取りました。これまでは、コンビニでの補給がメインだったので、落ち着いて食事を取りながらゆっくりと休憩をしました。
店内には風景写真が飾られており、この後に訪れる予定の「マキノ高原のメタセコイヤ並木」の写真もありました。
この時は、ここでの昼食とたっぷりの休憩、その後のメタセコイヤ並木への寄り道が終盤に与える影響を知る由もありませんでした。

ソースカツ丼とミニうどんセット
ソースカツ丼とミニうどんセット

たっぷりの休憩の後はマキノ高原のメタセコイヤ並木を目指して走り始めました。
メタセコイヤ並木の前に海津大崎で小休憩です。
昨年見た満開の桜を今年も見る予定でしたが、その夢は叶わず半年遅れの再訪でした。

海津大崎
海津大崎

その後は、ビワイチルートを少し外れてメタセコイヤ並木に寄り道です。
過去に何度も「行けたら行きたい場所」としてピックアップしていましたが、なかなか立ち寄ることが出来なかったのですが、今回は念願を果たすことが出来ました。
多くの写真で見たメタセコイヤ並木の風景は、思いのほか車通りが多くて驚きました。休日の昼過ぎでは落ち着いて写真を撮ることも出来ない様な雰囲気でした。新緑の季節や紅葉の季節には、きっと素敵な光景が目の前に広がるのだろうと思いながら、メタセコイヤ並木を後にしました。

マキノ高原のメタセコイア並木とは

農業公園マキノピックランドを縦貫する県道小荒路牧野沢線には、延長約2.4kmにわたりメタセコイアが約500本植えられ、遠景となる野坂山地の山々とも調和し、マキノ高原へのアプローチ道として高原らしい景観を形成しています。

この並木は、昭和56年に学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環としてマキノ町果樹生産組合が植えたのが始まりですが、組合関係者をはじめとする地域の人々の手により慈しまれ、育まれて、その後さらに県道も協調して植栽され、延長が伸ばされたことから、現在のこの雄大な姿となったものです。メタセコイアは、中国原産、スギ科メタセコイア属の落葉高木で、和名はアケボノスギ。最大樹高が115mにも及ぶといわれるセコイアにその姿が似ていることから、メタ(変形した)セコイアと名づけられています。春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々に訪れる人々を魅了します。平成6年、読売新聞社の「新・日本の街路樹百景」に選定され、衆目を集めるに至っています。

出典:びわ湖高島観光ガイド
マキノ高原のメタセコイヤ並木
マキノ高原のメタセコイヤ並木

第4チェックポイント ステージクス高島

ビワイチルートに復帰した後は、ステージクス高島を目指します。
ステージクス高島も過去に訪れたことはありません。

この頃になると少しづつゴール時間を気にし始めていました。日没後の走行は避けたいことに加えて、今回はサイクルボールのゴール認定と認定カードを受け取りたいので、ジャイアントストア閉店時間前のゴールが必達です。時間の余裕はそれほどありません。自粛期間明けのロングライドは全身に疲労という形でのしかかってきていました。ペースを上げることもままならないので、休憩時間を少なく走り続けるしかありませんでした。
ステージクス高島でもトイレ休憩程度に留めてすぐに走り始めました。

白鬚神社までの道は、いつものように交通量が多く渋滞が発生していました。
前回のフルビワイチでは日没間際のライトアップされた湖上の鳥居を見たことを思い出していました。今回は日没まではまだ若干余裕があります。

白鬚神社
白鬚神社
白鬚神社
白鬚神社

第5チェックポイント 琵琶湖大橋(展望台)

白鬚神社を後にしてからも渋滞は続いていました。
車の脇を走るためスピードを上げることも出来ません。日没は着実に迫ってきています。赤く染まって美しい夕焼けも、今は気を焦らされるばかりです。今となっては昼食時の長い休憩時間やメタセコイヤ並木への寄り道に費やした時間が少しの後悔をもたらしていました。今はただ少しでも早くゴールにたどり着く事だけを考えてペダルを漕いでいました。
街灯や道路脇の店舗の照明も点灯を始めています。そしてついに最後のチェックポイント琵琶湖大橋が見えてきました。ここまで来ればゴールは目前です。最後の力を振り絞って琵琶湖大橋を駆け上がり、アプリでチェックインを済ませた後に夕焼けに染まり日没目前の琵琶湖を写真に収めました。

そして、ゴール地点のジャイアントストアびわ湖守山店に到着してサイクルボールビワイチ無事完走となりました。店舗のスタッフさんにアプリ画面をお見せして、完走証を頂くことができました。いつものビワイチでも琵琶湖一周の達成感は十分に味わえますが、こうして完走証という目に見える形でカードを貰えると、完走の嬉しさも一層増しました。

琵琶湖大橋展望台
琵琶湖大橋展望台
琵琶湖大橋展望台
琵琶湖大橋展望台
サイクルボールビワイチ
サイクルボールビワイチ完走証
サイクルボールビワイチ
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