自転車で琵琶湖一周(ビワイチ)のお役立ち情報【初心者向け】

2021年5月2日

ビワイチとは

自転車やバイク等で琵琶湖(びわ湖)を一周することをビワイチと呼びます。
琵琶湖大橋より北側の北湖(ほっこ)を一周することをビワイチと呼び、南側の南湖(なんこ)含めて一周することをフルビワイチと呼ぶこともあります。

ビワイチの走行距離

北湖のみのビワイチで約160km、南湖も含めたフルビワイチで約200km程度です。

ビワイチに適した季節

ビワイチに適した季節は真夏・真冬以外の季節です。
琵琶湖の北側エリアは、冬季は積雪や路面の凍結の恐れがあり危険が伴います。
また、真夏は熱中症のリスクがあります。湖北エリアの一部を除いて、日差しを遮るものはありません。個人的には春先、しかも桜の咲く頃が一番お勧めです。湖北エリアの海津大崎の桜は見応え十分で、この桜を見る為だけに琵琶湖を訪れる価値が有ると断言できます。満開の海津大崎の桜を見た時には、本当に感動しました。
琵琶湖沿いの桜並木の下を自転車で走ることは、とても良い思い出になること間違いなしです。

ビワイチに適した自転車

クロスバイクやロードバイクなどのスポーツ自転車が適しています。
これらスポーツ自転車に加えて時間と体力が有れば、日帰りでのビワイチも不可能ではありません。もちろん、シティサイクルやミニベロでサイクリングを楽しんでいる方や、小学校低学年のお子さんを連れて家族でサイクリングを楽しんでいる方も多く見かけます。それぞれのスタンスで自分なりの楽しみ方が出来るのもビワイチの魅力です。

ビワイチの駐車場

守山市のショッピングモール ピエリ守山の一部の駐車場はビワイチ用の駐車場として無料開放されています。

ビワイチルートのおすすめ

琵琶湖を反時計回りに回るのが一般的です。
自転車は左側通行なので、琵琶湖の美しい景色を間近に見ることができます。
サイクリングロードは湖畔に沿って整備されていることが多く、特に理由が無ければ反時計回りをおすすめします。
発着地点は、お住まいの地域によってアクセスし易い場所を選ぶことになると思います。宿泊を伴うのであれば、中間地点に宿を取る必要が有るので、宿の場所を先に決めてから発着地を決めるという選択肢もあります。ほぼ平坦なビワイチにおいて、唯一の峠越えが有るのは湖北エリア、賤ケ岳トンネル付近です。このポイントを体力のある午前中や早い時間に通過できるようなルートプランを組むという考え方もあります。

サイクリング初心者でもビワイチできるのか?

1泊2日以上の日程であれば十分可能です。注意点としては無理をし過ぎないことです。脚の筋肉を酷使すると、当日中の回復は難しくなります。無理のない一定のペースを守って走りましょう。自転車のギアは「軽すぎるかな?」と思うくらいが、70km~80kmを1日で走る為には、ちょうど良い負荷具合です。

見どころ・観光スポット

  • 国宝彦根城
  • 長浜城
  • 海津大崎の桜
  • マキノのメタセコイア並木
  • 白髭神社

びわ湖一周サイクリング認定証

各チェックポイントにポスターが掲示されており、そこに書かれたクイズの答えを書いてWebや郵送で申請する事で、びわ湖一周サイクリング認定証がステッカーと共に郵送されてきます。発行手数料は1,000円です。

まとめ【ビワイチの魅力】

僕はこれまでに、日帰りで4回ビワイチに挑戦しました。
初回は途中で引き返し、2回目は北湖のみのビワイチ完走、3回目は北湖と南湖も含めたフルビワイチを完走しました。そして、これからも年に1度はビワイチをしていくつもりです。それだけの魅力がビワイチにはあります。

僕の住んでいる近所には、どこまでも続くような長距離で走りやすいサイクリングロードがありません。だからこそ、美しい景色がどこまでも続くサイクリングロードのある琵琶湖、スポーツ自転車の楽しさを初めて教えてくれたビワイチには強い思い入れがあります。
湖畔のサイクリングロード、信号の無い見渡す限りの直線道路、移り変わる琵琶湖の景色と湖北エリアの絶景など、その魅力は数え上げるとキリがありません。
まだまだ知らない魅力も、きっとあるはずです。
あなたも是非ビワイチの魅力に触れてみてはいかがでしょうか?