究極の炊飯器 バーミキュラ(Vermicular)ライスポットを紹介します【レビュー】

2020年7月25日

究極の炊飯器 バーミキュラ(Vermicular)ライスポットを紹介します【レビュー】

バーミキュラ(Vermicular)ライスポットとは

「バーミキュラ」とは、愛知県名古屋市の老舗鋳造メーカー「愛知ドビー」が手掛ける鋳物ホーロー鍋のブランドです。そのラインナップの中のひとつで炊飯器の製品名が「ライスポット」であり、鋳物ホーロー鍋とIH調理器が組み合わされた炊飯器です。

炊飯器を超えたのは、炊飯鍋でした。目指したのは、世界一、おいしいご飯が炊ける炊飯器
「バーミキュラで炊いたご飯は、どんな炊飯器よりおいしい」
オーナーの方のこの声が、プロジェクトのはじまりでした。 メイド・イン・ジャパンの精度が可能にした高気密の鋳物ホーロー鍋が、 実は理想の炊飯鍋だったのです。鍋炊きで悩ましいのが、火加減。 そこでバーミキュラは、専用ポットヒーターを開発しました。炎が鍋を包み込むかまどのような加熱を、 指先ひとつでまかせられるテクノロジーが、ついに完成したのです。 食卓のまん中に、白いご飯を。 誰も見たことのない炊飯器「バーミキュラ ライスポット」が、あなたの暮らしを変えていきます。

出典:バーミキュラ公式

「目指したのは、世界一、おいしいご飯が炊ける炊飯器」という謳い文句は伊達ではありません。
 昨今は高級炊飯器が流行しています。家電量販店や家電批評雑誌等でも高級炊飯器を比較する様子が伺い知る事ができます。最近の高級家電ブームの流れから見ても、日本人の主食であるお米を少しでも美味しく食べたいというニーズは無くなる事は無い永遠のテーマのような気がします。
かくいう僕も、炊飯器についてはこだわりを持って購入をしてきました。「IH」や「圧力炊き」、「こだわりの○○釜」のような付加価値を謳う製品の中から、時代に応じて最上位機種を選択してきました。
 そんな中で出会ったバーミキュラ ライスポットは、それまでの炊飯器の概念を覆す画期的な製品でした。そして感動すら覚えたのも事実です。炊飯器とはかくあるべきという既成概念を打ち砕かれ、結果としてバーミキュラ ライスポットを購入して良かったと思うと同時に、この感動を一人でも多くの方と共有したいと思い、この記事を書きました。

バーミキュラ ライスポットのメリット

 何を置いても一番のメリットは「とにかく美味しいご飯が炊ける」事に尽きます。今までの炊飯器と同じお米を使っていたとしても「お米を変えたのか?」と思うくらいの違いを実感できます。語弊を恐れずに言えば「庶民的な銘柄でも高級な銘柄のお米」へと変貌を遂げます。
 例えるなら「鍋で炊いたお米の美味しさ」「土鍋で炊いたお米の美味しさ」「薪を燃やして竈で炊いたお米の美味しさ」「キャンプの時に飯盒炊爨で炊いたお米の美味しさ」です。これらの方法で炊き上げたご飯の美味しさ、お米の一粒一粒が立っている姿の感動は、皆さんも経験が有るのではないでしょうか。これらのガスや薪で炊く際の火加減・火力調節の難しさから解放されながらも、これらと同等の美味しさのご飯が誰にでも簡単に炊ける事がライスポットの凄さだと思います。水加減にさえ気を付ければ、それ以外に失敗の要素がありません。
 そして、ライスポットで炊くと冷めても美味しいご飯が食べることができます。おにぎりやお弁当にした時に、いつもと違うお米に出会うことができます。

バーミキュラ ライスポットのデメリット

 バーミキュラ ライスポットは保温ができません。一般的な炊飯器であれば付いていて当たり前の機能なので、こちらについては注意する必要があります。
 優秀な○○加工の釜等と比較すると、炊飯時のご飯が鍋にひっつく事があり、洗う時に一手間が掛かります。こちらについては、使用するお米の銘柄や水加減等にも左右されると思うので一概には言えませんが、我が家での使用方法では気になる点の一つです。
 鍋も蓋も重たいです。美味しいご飯を炊く為に必要だとは分かっているものの、洗い物をする時には気を遣います。
 鋳物なので錆に気を遣います。濡れたまま放置する事ができないので、洗った後は直ぐに水気を拭き取る必要が有ります。