富士登山4大ルート制覇を目指して最終決戦!須走ルートに挑戦!【2022年】

2022年9月19日

2004年に初めての富士登山に富士宮ルートから挑戦してから18年が経過しました。その間、同じルートを繰り返し登ったりもしながら、吉田ルートと前回の2019年には御殿場ルートと登頂してきました。残る一つは須走ルートです。一番メジャーで登山者数の多い王道の吉田ルート、最短距離で登頂が出来て剣ヶ峰に最も近い富士宮ルート、ロングコースで最難関、富士登山駅伝と大砂走りで有名な御殿場ルート。これら3ルートと比較すると地味な印象が拭えず、後回しにしてきた須走ルートに今年は初挑戦することにしました。今回の目的は4大ルート制覇、金剛杖への焼印、久須志神社の御朱印と浅間大社奥宮の御朱印帳拝受です。日程は静岡県側の山開き初日の7月10日(日)の未明から登り始めて、夕方には下山する予定としました。この日程であれば須走口はマイカー規制前のため、5合目駐車場まで車で行くことが可能です。登山前日の土曜日の夜は早めに床に就き、23時起床・出発しました。外は雨降りです。朝方には雨が上がる予報ですが、この時点では全く雨が止む気配はありません。それどころか、高速道路走行中は視界の悪化で恐怖を感じるほどの大雨に遭遇しました。まさに嵐の中での出発です。全速力のワイパーでも拭いきれない大雨の中、高速道路をひた走り、須走口5合目駐車場へと続く富士あざみラインへとやってきました。この頃には雨も上がったものの辺りは霧に包まれています。視界不良には変わりありません。速度を落として慎重に走行していると、目の前を横断しようとしている大きな鹿が目の前に現れました。これまで、僕が車の運転中に遭遇した野生動物の中では最大級の大きさに狼狽えながら、車を停車させてことの成り行きを見守ります。警戒しているのか、なかなか道を横断しようとしない鹿と見つめ合い、数秒が経過した頃、ようやくゆっくりとした歩調で歩き出し目の前を横断して森の中へと姿を消して行きました。そんな野生動物との出会いにテンションが上がりながら、最後の一踏ん張りで車を走らせ須走口5合目の駐車場へと到着しました。時刻は2時30分過ぎ。幸い雨は降っていません。駐車場からは遠くに夜景が見えます。今回は駐車場での仮眠や休憩はせず、準備が出来次第出発です。社外に出ると肌寒い空気に包まれていました。空の星は見えず雲に覆われています。雨に降られる事を覚悟の上、雨具をチェックした後、ヘッドライトを装着して、暗闇の中を登山口へと歩き始めました。今日が須走口の山開き日とはいえ、この時間なので登山口には未だバリケードが設置されていました。

五合目東富士山荘 日の出前で辺りは真っ暗闇 ヘッドライトの明かりだけが頼り

バリケードの脇をすり抜け歩き始めると、ポツポツと雨が降り始めました。レインウェアを着るほどではない弱い雨の中を歩きます。程なくして、須走口特有の樹林帯へとやってきました。開始早々、岩場もあり足場も悪く、夜間登山で視界も悪い為、なかなかの緊張感です。樹林帯をしばらく歩きますが、一向に雨が止む気配はありません。途中、ザックにレインカバーを装着しつつ歩いていきます。徐々に空が明るんできて、日の出を迎えました。分厚い雲に阻まれ、残念ながらご来光を拝むことは出来ませんでした。その後、6合目、本6合目と順調に進んでいきます。

六合目はもうすぐ まだまだ辺りは暗いが空は白んできている
六合目
写真だと実際よりも明るく映りますが夜明け前 町の明かりが遠くに見えます
御来光 iPhoneカメラ手持ちでスローシャッターではこれが限界
御来光 写真では伝わり難いですが富士山からの御来光は特別な感じがします
もうすぐ本六合目 すっかり明るくなってきました

この頃になると肌寒さを覚え、防寒目的でレインウェアを着込みました。ここからは徐々に天気が回復に向かいました。雲の切れ間から青空が覗く頻度も多くなってきます。樹林帯が終わり視界が開けてくると本格的な富士登山の開始です。7合目、本7合目と歩みを進める毎に天気は急回復、晴れ渡った視界からは山中湖の美しい姿を見ることが出来ました。

七合目はもうすぐ
山中湖を望む

その美しい景色を写真に収めようと、歩みを止める回数も自然と増えていきました。この時間帯が今回の富士登山で一番天気が良い結果となりました。

本七合目

その後、8合目まで来ると雲の中に入る時間が多くなります。雨の心配はすっかり無くなりましたが、視界は晴れず雲の中。

本八合目

時折訪れる雲の切れ間から見える景色に元気を貰いながら上を目指します。8合5勺を過ぎると雪渓を見る事が出来ました。

八合五勺
雪渓

この頃になると、空気の薄さから思う様に歩を進める事が出来なくなり、呼吸を整える為に立ち止まる頻度が増えてきました。そんな中で出会えた雪渓からも元気を貰えた気分になりました。その後の9合目から山頂までは苦しさとの戦いでした。

九合目

軽い高山病の症状が出始め、思う様に体が動かなくなってきます。少し歩いては立ち止まり呼吸を整えるを何度も繰り返し、なかなか高度を上げることが出来ません。

山頂は見えているが遠い

山頂が見えているのに辿り着けないもどかしさを感じながら、少しずつですが一歩一歩着実に山頂へと近づいている事を実感していました。そして最後の力を振り絞って、山頂の鳥居をくぐりました。

最後の鳥居

時刻は9時50分。山頂は雲の中、視界は晴れませんが、一瞬の晴れ間を逃さず写真に収めました。

富士山頂
久須志神社
山頂からの一瞬の晴れ間

今回の須走ルートを無事に登頂出来たので、4大ルート制覇を達成しました。体調がもう少し良ければお鉢巡りと剣ヶ峰を目指したのですが、お預けです。久須志神社に参拝し、御朱印と御朱印帳を拝受しました。

久須志神社ご朱印

天候も回復しそうにありませんので、下山を開始しました。今回の須走ルート登山では、下山時に高山病が悪化して辛い思いをしました。折角の砂走りも楽しむどころか苦行です。早く高度を下げたいのに、体が思うように動かず、立ち止まったり座り込んだりの繰り返し。何とか騙し騙し、体調を伺いながらの下山となりました。駐車場に着くと安堵感で一杯になりました。帰路では再び鹿の親子が道路を横断する姿に遭遇し、今回の富士登山は鹿の印象が強く残ることになりました。下山後は道の駅すばしりに立ち寄りました。ゆるキャン△コーナーで娘へのお土産を買い帰路につきました。

ヤマレコ富士山アプリ登頂証明
道の駅すばしりのゆるキャン△コーナー