自転車乗りの夏対策・紫外線対策【ロードバイク】

2021年2月28日

ロードバイクにシーズンオフは無いとは言う物の、夏にロードバイクに乗る時にはそれなりの対策が必要です。今回は僕の実体験を踏まえて行き着いた、自転車乗りの夏対策・紫外線対策について実際に使用しているグッズの使用感も含めて紹介します。

熱中症対策

夏にロードバイクに乗る時の一番のリスクは熱中症で間違いないでしょう。対策としては水分補給とミネラル補給が何よりも重要です。サイクルボトルやペットボトルはダブルボトル体制で万全を期しましょう。僕は、1本はスポーツドリンク、1本は水のダブルボトル体制とすることが多いです。

そして、トップチューブバッグには熱中症対策の塩分チャージタブレットをいつも携帯しています。

紫外線対策

熱中症は命にも関わるリスクですが、忘れてはならないのは紫外線対策です。瞳の紫外線対策としてサングラスを着用するのはもちろんですが、日焼け対策にも万全を期さないと本当に大変な思いをすることになります。

まずは、頭の紫外線対策。これが意外と忘れがちです。ヘルメットをしているから大丈夫と油断しないようにしましょう。ヘルメットの隙間、メッシュ部分からも間違いなく紫外線は頭皮にダメージを与えます。僕は、サイクルキャップを年中着用しています。夏以外でも、汗止めとしての着用です。ヘルメットに直接汗が付着せず衛生面でメリットがあります。また、頭や額から流れ落ちる汗が目に入らないようにする効果も期待できます。

次に、顔の紫外線対策。これが紫外線対策の本命でしょう。

以前は日焼け止めクリームやジェルを塗るだけでした。ウォータープルーフタイプであれば、多少の汗であれば持ちこたえることができます。しかし、発汗量が多いと日焼け止めが流れ落ちて目に入り、大変目に染みるという事態に陥ります。この目の痛みとストレスは耐え難いものがありました。

僕は対策として、UVフェイスカバー(パールイズミのコールドシェイドUVフェイスカバー)を着用しています。良く女性のロードバイク乗りの方が着用しているのを見掛けて気になっていた物です。

ヘルメットにサングラス、フェイスカバーのフルセットで顔をカバーするとすっかり誰だか分からなくなります。このフェイスカバーですが「暑くないのか?」「息苦しくないのか?」という心配は杞憂に終わりました。

強い日差しが直接肌に当たらない分、涼しさを感じます。息苦しさについては、パールイズミのコールドシェイドUVフェイスカバーは、給水用に口元が開いているので特に問題にはなりません。

慣れない内はその見た目に抵抗感があるかもしれませんが、着用してみて初めて分かる快適さを味わうと病みつきになります。
日焼け止めクリームを塗らなくても良くなり出発準備時間の短縮や、日焼け止めの塗り直しの手間からも解放されます。

続いて、腕の紫外線対策です。僕は、UVアームカバー(ワコールのCW-Xアームカバー)を使用しています。

こちらの商品についても「暑くないのか?」と心配される方もいるかもしれませんが、心配無用です。フェイスカバーと同様に、素肌よりもアームカバーを着けた方が涼しく感じます。アームカバーは着用しているうちに、ずり落ちてくる心配があるかもしれませんが、そんなこともなく快適に着用できています。もちろん、紫外線もバッチリ防いでくれていますので、腕にも日焼け止めクリームは塗っていません。

最後に、足の紫外線対策です。僕は、レッグカバー(パールイズミのコールドシェイドレッグカバー)を使用しています。

日の当たらない太ももの裏側はメッシュ素材で涼しく着用が出来ます。こちらの商品は滑り止めが強力なので、長時間の着用となる時には、あらかじめ滑り止め部分を折り返して着用しています。肌が弱い方が長時間着用すると、もしかしたらかゆみやかぶれのような症状が出るかもしれません。

以上のように、今現在は夏でも肌を露出することなくロードバイクに乗るようになりました。初めの頃は、半袖ジャージにレーサーパンツの基本スタイルだったのですが、日焼け防止と快適さを追求した結果、このような完全防備のスタイルに落ち着きました。