ペニースケートボードを始めました【Penny】
小学生の娘とキャスターボードを楽しむ内にリップサーフ、ペニースケートボード22インチへと趣味の幅が広がっていきました。これまで横乗り系のスポーツ経験は雪上のスノーボード、水上のウェイクボードのみで陸上は未知の世界。そんな全くの初心者がキャスターボードとペニースケートボードの22インチに挑戦した記録です。
目次
始まりはキャスターボード
この文章を書いているのが2020年6月ですので、遡る事3ヶ月前の2020年の3月29日。進級を間近に控えた小学3年生の娘への誕生日プレゼントとして「リップスティックデラックスミニ」を購入しました。
お友達の間で流行っているらしく「ジェーボ」が欲しいという娘。ちなみに「ジェイボード」を省略して「ジェイボ(ジェーボ)」と呼んでいるようです。ここで言う「ジェイボード」は商品名です。「リップスティック」や「エスボード」も商品名ですね。「ブレイブボード」と呼称している国内の販売代理店も有り、なかなか混沌としています。一般名称としては「キャスターボード」のようですが、この「キャスターボード」を人に伝える時には少しだけ苦労します。「キャスターボード」ではまず伝わりません。「子どもが良く乗っている、スケボーみたいな乗り物で、クネクネしながら乗る」と言えば、小学生のお子さんを持つ親御さんであれば伝わる事が多いです。人によっては「リップスティック」で伝わる場合もあります。
リップスティックはアメリカで100万台以上販売し続ける信頼性あるUSAレーザー社の進化系ボードです。
出典:ラングスジャパン公式Webサイト
そして、ついに子供から大人まで共有し使用できる最高級タイプが出ました!
その名も「リップスティック デラックス ミニ」!
スケートボードの様に地面を蹴りながら進むのではなく、体をひねりながら前進するもので、楽しく遊びながら知らず知らずにバランス感覚が身に付くことに驚かされます。
オフシーズンのスノーボードやサーフインを地面で楽しめる感覚です。
キャスターボードとスケートボードの違い
「キャスターボード」と「スケートボード」の大きな違いは車輪の数です。「キャスターボードは」自在に動く車輪が前後輪に1つずつ、対して「スケートボード」は固定された車輪が前後輪に2つずつです。「スケートボード」は静止した状態でも乗って静止する事ができますが「キャスターボード」では静止することができません。常に動いていないと倒れます。自転車と同じです。
万が一、スピードに乗った状態で体からボードが離れた場合「スケートボード」はそのまま進んでいってしまいますが「キャスターボード」はその場でパタンと倒れるので、周囲に対してはより安全と言えます。
そして「キャスターボード」の一番の特長は、地面を蹴らなくても延々と進むことが出来ます。慣れてくると多少の坂道であってもそのまま上ることも出来ます。そんな「キャスターボード」ですが、初めて乗った人はほぼ間違いなく転びます。正直言って、大人でも最初は恐怖心が芽生えるくらいです。慣れて来ても、少し無茶をしたり急な旋回をしようとするといとも簡単に転びます。
家族揃ってキャスターボード
さて、話を戻しましょう。娘にプレゼントをした時点では、もちろん娘の方が上手に乗れる状態でした。お友達の「ジェーボ」を借りて練習していた賜物です。
僕と妻は全くの初心者、娘もなんとかバランスは取れるものの助走の勢いで進む程度で、そのままクネクネと前に進むことはできない状態でした。僕と妻は手摺につかまりながらバランスを取るのに最初は一苦労していました。一台の「リップスティックデラックスミニ」に親子3人で真剣に必死になって取り組んでいると、あっという間に2時間程が経過していました。
ここまで来ると3人とも同じくらいのレベルで、少しづつ乗れるようになり楽しさを感じ始めていました。もちろん、その間に激しく転び、掌に擦り傷を作ったりもしていました。
すると、思いもよらない事に妻が「私もリップスティックデラックスミニを買う」と宣言をした為、もう一台の「リップスティックデラックスミニ」を購入する事になりました。乗りこなせるようになってくると楽しさに目覚めたことと、待ち時間がもったいないことが理由のようです。そして僕と妻、娘とそれぞれで練習を重ねることになるのでした。
僕もこの初日の終わり頃には、自分用のキャスターボードを買う決心をしていました。但し、大人用の「リップスティックデラックス」か「リップスティックエアー」、「リップスティックネオ」のいずれかを買おうと調べ始めていました。
リップサーフを購入
その後は、娘は毎日のように練習をして上達していきました。
僕と妻も週末だけですが練習を重ねてそれなりに乗りこなすことができるようになっていきました。僕は相変わらず、実店舗に足を運んだりネット通販で大人用の「キャスターボード」を探していたのですが、なかなか購入に至っていませんでした。そもそも売り切れや入荷待ちで、大人用は在庫が僅少のようでした。そして、しばらくした後、「リップサーフ」という商品名の「キャスターボード」を購入しました。
アメリカで100万台以上リップスティックを販売し続ける信頼性あるUSAレーザー社のリップスティックのテクノロジーを使ったリップサーフ!オフシーズンのサーフィンを地面で楽しめます。
出典:リップサーフ公式Webサイト
「リップサーフ」は大人用なので「リップスティックデラックスミニ」よりウィールが大きく、ボードサイズも大きく自然なスタンスで乗る事ができます。これらの影響で推進力も「リップスティックデラックスミニ」と比較して乗り易いというのが感想でした。その代わり、旋回性能(小回り)は犠牲になります。
兎にも角にも、これで親子3人が待ち時間無くボードに乗れることになりました。そして更に練習を重ねる日々の中で、妻が「リップサーフ」の推進力の高さに魅力を感じるようになりました。この頃になると、僕は「キャスターボード」の上達も頭打ちになり、飽きにも似た感情が芽生え始めていました。そんな事もあり「リップサーフ」は妻に譲る事にしました。
ここまできて「キャスターボード」から「スケートボード」への変更を考え始めていました。
スケートボード、何を買うか
さて、スケートボードを買うことは決めました。
但し、方向性が定まっていません。スタンスとしては「親子3人で遊びながら体を動かす」です。ショートボードで飛んだり跳ねたりのトリックをする自信も勇気もありません。イメージとしてはロングボードやサーフスケートでのクルージングに傾いていました。
そんな時にペニースケートボードに出会いました。ペニースケートボードが過去に世間でブームになっていたことを僕は全く知りませんでした。ただ、妙に短いスケートボードに乗っているスケーターを見る事haあり、多少気にはなっていた程度です。
そして、ミニクルーザーと呼ばれるジャンルが有り、その中でペニースケートボードが抜群の知名度を誇っていることを初めて知りました。
ペニースケートボードとは
Penny Skateboards(ペニースケートボード)は、2010年Ben Mackay(ベン・マッケイ)によりオーストラリアにて設立。70年代に流行したプラスチックスケートボードを現代の技術により最高のクオリティーで復活させたクルーズボードです。多彩なカラーバリエーションとポップなデザイン、世界のカリスマスケーターにも認められた最高品質を兼ね備え、クルーズスケートのシンボル的存在となりました。日常のクルーザーとしてはもちろん、ファッションアイコンとしても注目を集めており、アニメのシンプソンズや、スターウォーズ、また気鋭のアーティストとのコラボモデルを次々と発表し話題を集めています。ペニーは電車やバスへの持ち込みなど、持ち運び便利な携帯性やコンパクト性、学校への通学、ファミリーで行くキャンプ、公園などでの外遊びのお供として、ストリートスケートとは異なる魅力も兼ね備える、初心者にも女の子にもおすすめのスケートギアです。
出典:ペニースケートボード公式Webサイト
ペニースケートボード22インチに決めた
「初めてのスケートボードにペニースケートボード、しかも22インチは向かない。難しく乗り難い。」という情報や評価も承知の上でしたが「親子3人で遊びながら体を動かす」には、向いているのではないかという結論に至りました。そうと決まれば行動するのみです。最寄りのムラサキスポーツで「今シーズンのペニーが入荷」という情報をblogで確認すると、さっそく購入に向かいました。無事に「ペニースケートボード22インチ」を購入した翌日には親子3人でいつものように体を動かしたのでした。
ペニースケートボード22インチ初乗り
初めてのショートクルーザー、ペニースケートボード22インチは思いのほか自然に乗る事ができました。もちろんターンは難しいものの、ぎこちないプッシュで進むだけでも十分に楽しさと風を切って走る気持ち良さを感じる事ができました。「こんなに軽い力でこんなにも進むのか!」というのが第一印象です。
そして走行音の静かさにも驚きました。初日はひたすらプッシュの練習に明け暮れました。娘もスケートボードに興味を持ち、手摺につかまりながら練習をしていましたが、やはり「キャスターボード」とは勝手が違うようで苦戦していました。これからはペニースケートボードで遊ぶ日々が続きそうです。
2日目もプッシュ練習
ペニースケートボード2日目は場所を変えて練習です。仕事終わりの夕方から日が落ちて暗くなるまで、とにかくプッシュで距離を乗りました。今は少しでもスケートボードに乗る時間を増やそうとしています。
クルージングの楽しみ
その後も練習を重ねてターンも出来るようになりました。当初の目的の「親子3人で遊びながら体を動かす」は十分に達成することが出来ました。河川敷の公園などある程度長い距離をクルージング出来る場所でのんびりと楽しんでいます。
まとめ
この歳になってからスケートボードを購入するとは、当初は夢にも思っていませんでした。
子どもの遊びに大人も一緒になって真剣に取り組むのも悪くないと思います。しかも同じくらいのスタートラインでお互いに切磋琢磨しながら上達や成長の体験を共有出来るのは、お互いにとってかけがえのない体験・経験になっるのではないでしょうか。もしもお子さんがキャスターボードやスケートボードに挑戦しているのであれば、その姿を横で見ているだけではなく、是非挑戦してみて欲しいです。子どもの上達の速さには敵わないかもしれませんが、少しづつでも乗れるようになってくると楽しさが分かると思います。そして普段は使わない筋肉を使うことになるので、運動不足解消にももってこいの遊びですよ。